A.土木学会コンクリートライブラリー137「けい酸塩系表面含浸工法の設計施工指針(案)」適合の製品で、コンクリート構造物の表面に含浸させ、微細ひび割れ(0.2o未満)等の空隙を充填し、改質(緻密化)し、耐久性の向上を目指す製品です。
A.シリカリはけい酸カリウムを主成分としおり、CO2等劣化因子の侵入を抑止するだけでなく、その止水性能が長期間に渡り有効であることです。14年間再漏水しないのが決め手です。
Q.塗布後の散水洗浄が不要となっていますが?」A.浸透性を大幅に向上させることで、シリカリが表面に
残りずらくなりました。表面に残りにくいので、塗布後の
白化が目立ちにくくなりました。
これまで塗布後の散水洗浄で洗い流してきた含浸材
を回収することなく、河川などへ流れでないのが特徴で
す。
Q.止水と長寿命化に関係があるの?
A.コンクリート構造物にひび割れがある場合、水が外部
よりCO2等の劣化因子を一緒に引き連れてきます。この
ことにより内部鉄筋に影響が発生します。
劣化因子の侵入抑制をうたっても水が止められないよ
うでは、本当の意味での超寿命化でないと言えます。
まずは水を止めてから長寿命化と言えます
Q.塗装等仕上げがあるので、含浸材は不要では?
A.確かに塗装等仕上げがあると、劣化因子の侵入抑止
に役立ちます。ただ、コンクリートのひび割れ等変状が
発生した場合、仕上げでは保護がしきれず水と一緒に
劣化因子が侵入します。最近はひび割れに追随する材
料もありますが、必ず劣化します。また、コンクリートの
変状が不可視なので変状の発見が遅れ、漏水してから
外壁改修となります。これからは、改修費用の手当が困
難となり、改修が遅れることで、益々劣化が進行します。
やはり、仕上げの前にコンクリート自体を健全化しておく
ことが重要です。
Q.シリカリはコンクリートにひび割れ等変状が発生 してから使用するの?
A.コンクリート構造物の新設(新築)時から使用すべきで
す。変状が起こりにくくすることが、耐久性の向上、長寿
命化につながります。