Concrete reforming association
カリウム電子 |
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ナトリウム電子 |
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技術紹介(止水可能な表面含浸材)
水の分子径 |
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液体のH2Oの分子径 > CO2の分子径 > C-S-Hゲルを充填後の空隙
適用範囲 | 単独使用する場合は、コンクリート示方書によるグレードⅠ(潜伏期)が適用範囲となります。 グレードⅡ及びⅢにおいては他の工法と併用となります。 |
推奨理由 | 塗布(吹き付け、ローラー塗等)するだけなので、ローコストであることです。 また、面的に塗布するので潜在クラックに有効です。 |
3.反応型けい酸塩系表面含浸材の主成分の違いについて
2.反応型を推奨する理由
けい酸塩系表面含浸材には、けい酸リチウムを主成分とする固化型もありますが、含浸材が固化した時点で反応しません。一方、反応型は、未反応の含浸材が残っている場合に、水分が供給されると再度反応するので、効果の持続期間が長くなる点が大きく異なります。
反応型は、本法人が目指しているローコストで、長期間効果が持続できるという目標を満足しています。適用範囲内であれば、反応型のけい酸塩系表面含浸材を推奨します。
以上のことから、真に有効で、ローコストで、長期間効果が持続できるそのような材料は、けい酸カリウムを主成分とした製品であり、その事実を広く普及していく必要があります。
(止水力の実験状況)
コンクリートライブラリー137において、けい酸塩系表面含浸材は、けい酸ナトリウムまたはけい酸カリウムを主成分にしたものに分類されています。けい酸カリウムを構成するカリウムもけい酸ナトリウムを構成するナトリウムも同じアルカリ金属類に属しているので、その物理的性質及び化学的性質はよく似ています。
このスライドでわかることは、両者の止水力に大きな差が表れることです。
けい酸塩系表面含浸材においては、K572試験で性能試験が定められていますが、この試験方法では現せないのがこの止水力の差です。テストに弱いが、本番には強い技術もあります。
CO2や塩化物イオンの侵入は防げても、水の侵入は防げない材料で、コンクリート構造物の長寿命化に期待ができるでしょうか?
真に有効で、ローコストで、長期間効果が継続できる技術! やっとたどり着いた止水力!
大きく違うのは電子の数ですが、最外殻電子が原子核から遠いのがカリウムです。この違いが、コンクリート構造物の改質化に加え、止水性能の向上につながります。
1.けい酸塩系表面含浸材の適用範囲、推奨する理由
けい酸塩系表面含浸材で空隙を充填(緻密化)し、劣化因子(CO2等)の侵入を防げるのに、液体のH2Oが通過する技術で、本当にコンクリート構造物の長寿命化に貢献できるのか?と疑問を持ちながら、真に有効な技術を探していました。
そのような中、けい酸カリウムを主成分としたけい酸塩系表面含浸材は、本法人の目的である真に有効で!ローコストで!長期間効果が継続できる技術! やっとたどり着いた止水力! 再漏水しない技術!であることを確信しました。